既存の浴室は、リフォームを一度されたようですが、
ユニットバスではなく、昔ながらのタイルの壁と床でした。
冬場は寒いことと、給排水工事の都合上、ユニットバスにリフォームすることに決定。
しかし・・公団の浴室にユニットバスを設置するには非常に難しく、どれでも入るわけではありませんでした。
更に、保温浴槽(TOTOさんの魔法瓶浴槽のことです)をいれたい!という施主様のご希望もあります。
INAX、TOTO、タカラスタンダード、パナソニック の4社の図面と説明で、やっとみつかった入る製品は、今年8月から発売のTOTO製品です。タイミング的に運が本当に良かったです。
そして始まった浴室解体工事ですが、
壊してみると、なんと! タイルの下に旧タイルが残っていました。
これは、まだユニットバスが普及されていなかった17年前頃によく行われていた、
タイルの上にタイルを圧着する方法です。『タイル on タイル』などと呼んでいました。
これは大変・・と冷や汗が出ます。
なぜかというと、解体するタイルが倍になるからです。
解体費・廃棄処理費 共に2倍です。
そしてご近所への騒音も増すことになり、ご迷惑をかけてしまいます。
やっと取り出せた、既存の浴槽です。
人造大理石なのでかなり重く、これを4階から階段で下すのも大変です。
連日、34℃の狭い浴室で、解体の職人さんの熱中症が心配でしたが、
なんとか終了しました。
2tトラックが、タイルとモルタルのガラで山積です!
産業廃棄物の受け入れまで、自己搬入します。
これも工事費削減のためです。