新年度になり、各地域の行政から住宅耐震診断・補強の補助金等お知らせがありますが、
“耐震” について、国基準である、『建築基準法』の説明を、
一般ユーザーの方にわかりやすく説明いたします。
日本国では大前提として、『人命救助』という考えから成り立っています。
大地震ー震度6程度 ⇒ 建物が、倒壊しない。大破壊しない。
中地震ー震度5程度 ⇒ 建物が、損傷しない。
上記の建築基準法にもとずいて、耐震補強した家は大地震が起きた時に、倒壊はしないけれど、傾くことはあるのです。一般の方は、耐震補強したから絶対に壊れないと単純に思い込んでしまうかもしれません。
この点は、設計や工事の専門家と、一般ユーザーとの大きな “ギャップ” なのです。
もちろん、建築基準法よりさらに耐震性能を上げることで、大地震でも損傷しないように設計できます。
耐震=壊れない と間違いの無いように、
計画している耐震補強工事が、どの程度の地震で、どの程度まで許容されるか?
しっかりと説明を専門業者や建築士に聞くことが大切です。